
実は、たった3つの小さな習慣で、人生って本当に変わっていきます。
一見シンプルな習慣だけど、続けた人だけが見える景色があるんですね。
年齢や環境を問わず、自分を変えたいすべての人に、知ってほしい習慣なので、変わりたいけど、何から始めればいいかわからない人は、、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
習慣1:あるを見る

今の時代は、SNSでいろいろな人の様子が見えるので、「あの人はすごいな」「自分には足りないな」と思ってしまいやすいですよね。
でも、「ないもの」ばかりに目を向けていると、だんだん不満やイヤな気持ちがふえてしまいます。
大切なのは、「いま、あるもの」に目を向けることです。
たとえば、水が半分入ったコップがあったとします。
「半分しかない」と思えばもの足りなく感じますが、
「半分もある」と思えたら、うれしくなりますよね。
どちらの気持ちで生きるかは、自分で選ぶことができるんです。
アニメ『ワンピース』の中でも、ジンベエがこんなふうに言っていました。
「失ったものばかり数えるな!ないものはない。お前に残っておるものはなんじゃ!」
それにルフィがこう答えます。
「仲間がいるよ・・!!!」
これも、「あるもの」に目を向けるということなんですよね。
あるを見る際のコツは、【3つのing】に目を向けることです。
「はて、なんのことやら?」という感じだと思うので、詳しく解説していきますね。
①having:持っているもの
これは、「今、自分がすでに持っているもの」「もらっているもの」に気づくということです。
- 信頼できる友人がいること
- スマホやネット環境があること
- 住む場所があること
- お金が少しでもあること
- 自分の好きな音楽や本に出会えたこと
- 美味しいご飯を食べられたこと
こういうことに気づくと、「あ、けっこうあるな」って思えてきます。
まずはここから数えてみましょう。
②doing:行動したこと
これは、「自分がやったこと」「少しでも前に進もうとしたこと」に目を向けることです。
- 目ざましで起きた(起きようとしただけでもOK)
- 今日の予定をたしかめた
- 気になっていたことに手をつけた
- 自分のために休けいの時間をとった
- 自分の気もちにちゃんと向き合った
- 今日も1日をなんとかすごした
がんばり屋さんの中には、「100点じゃないから、やったうちに入らない」と思ってしまう人もいます。
でも、少しでもやったことがあるなら、それを見つけて「よくがんばったね」と思ってあげるんです。
そうすることで、だんだん自己肯定感も高まっていきます。
③being:存在していること
これは、「自分らしさ」や「どんなふうに生きているか」に気づくための見かたです。
- 不安になりながらも、ちゃんと考えている私
- 人の気もちに気づいて、やさしくなれる私
- 小さなことでも心が動く私
- 人を大事にしようとがんばっている私
- かんぺきじゃなくても、一生けんめいに生きている私
こうして「今のままの自分」を見つめてあげることも、とても大事なことです。
何かができたかどうかっていう結果だけじゃなくて、「どんな姿勢で」「どんな思いで」生きているか」という、自分のあり方に気づけるようになると、結果だけじゃない広い視座で目で自分を見られるようになります。
そうすると、「あ、けっこうがんばってるじゃん。自分って悪くないかも」ってだんだんと思えるようになっていきます。
これを読んでくれているあなたも、【3つのing】をそれぞれ3つずつ、数えてみて下さい。
習慣2:紙に書く

どうなりたいかを紙に書いたことはありますか?
ない方は、ぜひ書いてみてください。本当に叶いますから。
- 毎朝6時に早起きする
- 運動を習慣にする(週に3回ウォーキング)
- 本を月に○冊読む
こんな感じでOKです。
ポイントは、スマホに書くのではなく、紙に手書きすることです。
目標を手書きしたときと、キーボードでタイプしたときの達成率を比べたところ、手書きするだけで達成率が42%も上がると言われています。
スマホだと、フリック入力で4方向しか指を使わないけれど、手書きだとハライやはね、丸を描くなど、複雑な動きがたくさんあります。
これが脳を刺激するので、目標が達成しやすくなるんですね。
私は今月、「小説を2冊読む」とノートに書いています。
今、2冊目を読んでいるところで、無事に達成できそうです。
(追記:無事に達成できました)
紙に書くだけなんて、簡単ですよね。
習慣3:服装を変える
服装を変えることで、実はセルフイメージが変わります。
セルフイメージとは、「自分のことをどう思っているか、どう感じているか」ということです。
人はセルフイメージ通りの行動をするので、セルフイメージが変わる→行動が変わる→人生が変わります。
私たちは自分の姿を鏡で見たり、写真で見たりしながら「自分ってこんな人」と無意識に判断しています。
つまり、服装が変わると、その“自分像”もアップデートされます。
たとえば、「キリッとしたスーツを着ると仕事モードになる」のは、服によって自分のスイッチが切り替わるからです。
また、服装を変えると、周りの人の見方や反応も変わります。それによって「自分はこう見られてるんだ」と認識が変わり、その結果セルフイメージに影響が出ます。
なので、理想の自分、理想の人が着ている服を、できる範囲で試してみましょう。
例えば、かっこいい女性のイメージがジャケットを着ているなら、自分もジャケットを着る。
自然体で生きている人がシンプルだけど質の良いものを選んでいるイメージなら、質を重視して服を選ぶ。
未来の自分がやることを、今できる範囲で体験してみましょう。
最初は違和感を感じるかもしれませんが、それこそがセルフイメージが変わっている証拠です。違和感は、理想と現実のズレを意味します。
服も何度も着ているうちに、次第に慣れてきます。この「慣れ」が、セルフイメージが書き換わった証拠です。
とはいえ、3つの習慣で本当に人生が変わるの?
そんなので変わるのかな?と思ったかもしれませんね。
「ある日突然、魔法のように急にすべてが変わる、という話ではありません。
でも、毎日の小さな積み重ねが、少しずつあなたを変えていきます。
変化は、急に起きるんじゃなくて、“グラデーション”のようにじわじわ進むんです。
たとえば、学校の勉強もそうです。
「漢字が苦手だな」と思っていた子が、毎日コツコツ練習を続けていると、
最初はなかなか覚えられなかったのに、1週間、2週間とたつうちに「前より書けるようになってる!」と気づきます。
大きな変化は、小さな一歩の積み重ねからです。
だからこそ、3つの習慣を「できる範囲で」始めてみることが、とても大切なんです。
服を変えるだけで、セルフイメージが変わるの?
「形から入っても意味ないんじゃない?」
たしかに、「中身が大事」というのは本当です。
でも、人の気持ちは“行動”から変わることも、ぜんぜんあります。
外見(見た目)を少し変えると、心の中にも変化が出てくるんです。
外見は、心の一番外側です。
なので、外側をちょっと変えてあげると、心も「お?ちょっといいかも」って前向きになることがあるんですね。
だから「形から入る」のは、けっしてムダじゃないんですよ。
続けられるか不安…結局、三日坊主になりそう
ここまで読んで、「でも私、どうせ続かないし…」と思った人、安心してください。
実は、それってあなたのせいじゃなくて、“脳のしくみ”のせいなんです。
私たちの脳には「可塑性(かそせい)」という性質があります。
これは、大きな変化はイヤがるけど、小さな変化なら受け入れてくれるという、脳の習性のこと。
だから、いきなり「毎日1時間運動する!」みたいな大きな目標だと、脳がびっくりして、「やめとこうよ…」とブレーキをかけてきます。
でも、小さなことならOK!
たとえば、「今月、本を2冊読む」と決めたら、
まずは「今日は本を開くだけ」でOK。ページをめくらなくても大丈夫です。
こういう小さなアクションから始めれば、変化を嫌う脳でも受け入れてくれます。
大切なのは、「できそうなレベルで始める」こと。
“小さな一歩”が、続けるコツです。
さいごに
「3つとも、どれもすぐにできることです。
ちょっとずづやっていくと、人生は少しずつ確実に変わっていきます
あなたが今日から始めたい習慣はどれでしたか?
何かを始めるきっかけになればいいなと思います。