「反省」と「自分責め」って似ている気がしますが、実は明確に大きな違いがあります。
この記事では、その違いをわかりやすく解説し、自分責めをしない正しい方法をお伝えします。
反省と自分責めの違いとは何でしょうか？
その違いは、フォーカスしているものにあります。
反省は、「行動」を振り返ることです。
自分責めは、「自分の存在や在り方」を否定することです。
こう見てみると、全く別物なんですよね。
例えば、仕事で作業ミスをしてしまった場合。
「ミスしちゃった」「また迷惑かけちゃった」「私は本当にダメだな」と思ったとします。
- ミスしたという「行動」
- 「迷惑をかけて申し訳ない」「私はダメだな」という「感情」
といった感じで、行動と感情に分けることが出来ます。
健全な反省とは、行動だけを振り返り、そこに余計な感情を加えないことです
「ミスをした」という行動に「私はいつもダメだ」「あの時確認しとけば」「また迷惑かけちゃった」と、さまざまな感情を乗せてしまうと、どんどん気分が落ちていっちゃいます。
「ミスしたのは何でだろう？」と振り返って、「焦っていたからだな。今度は落ち着いてやろう」「雑にやったからだな。今度はダブルチェックして丁寧にやろう」と、行動だけを修正していくことです。
反対に、自分責めの場合は、自分の感情にフォーカスしています。
「同僚や上司に迷惑をかけた…」「お客様に影響が出たらどうしよう」「もっと確認しておけばよかった」と考え続けると、どんどん気持ちが沈んでしまいますよね・・。
仕事という場面において大切なのは、行動を修正することです。だからこそ、感情に囚われず、ある意味思考を整理して行動に集中することが必要なんですね。
そんな自分責めを反省に変える方法は、行動と感情を分ける作業をすることです。
どういうことかというと、例えば仕事で作業ミスをして、「ミスしちゃった」「また迷惑かけちゃって申し訳ないな」「私は本当にダメだな」と思った時。
- 「ミスした」というのは行動
- 「また迷惑かけちゃって申し訳ないな」は感情
- 「私はダメだな」というのは感情
これらを一度分けて考えてみます。
そうしたうえで「今の私はそう思っているんだね」と否定せずに受け入れつつ、その感情を一旦横に置いておき、次はもっと丁寧にやろう、ダブルチェックを必ずしようと、行動にフォーカスすることが大切です。
コツは、「感情は一旦横に置く」ことです。
これはスキルなので、練習すれば誰でもできるようになります。
ここまで聞くと、「なんか難しそうだな・・」と思うかもしれませんが、実はみんな日常生活で無意識にやっているんです！
例えば、お皿洗いが面倒だなと思いながらも、お皿を洗いますよね。
仕事に行きたくないなと思っても、結局なんだかんだで仕事に行きますよね。（笑）
これらも、実は感情を一旦横に置いて行動しているからこそできていることです。
誰でもやっていることなので、それを仕事で意図的にやってみるだけなんです・・！
この「感情を一旦横に置く」ということを練習していくと、感情に飲み込まれることが減っていきます。ぜひ試してみてくださいね！
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