人間関係

他人の顔色ばかり気にする悪循環から抜け出す方法

まなみ
まなみ
気づけば、他人の顔色を窺いながら過ごしていませんか?

会社の上司の表情、友人の言葉の裏の意味、家族の機嫌などなど…。
知らず知らずのうちに、周りの人の気分や態度に振り回され、自分の気持ちを後回しにしてしまうことは、誰にでもあります。

しかし、この「他人の顔色を気にする」習慣が続くと、精神的に疲れるばかりか、人間関係もギクシャクしてしまうことがあります。

そして何より、自分自身をないがしろにしてしまい悪循環に陥りがちです。

では、どうすればこの悪循環から抜け出せるのでしょうか?

本記事では、その原因を探り、今日から実践できる具体的な対処法もお伝えします。

他人の機嫌ばかりが気になってしまう理由とは?

他人の機嫌を伺うのは、自分を守ったり、周りの人と仲良くしたいと思う気持ちからくるものです。

それって、人間として自然な行動なわけです。

「機嫌を気にしてしまうことは、よく無いこと。」と思うかもしれませんが、それ自体は悪いことではありません。ただし、それが過剰になると、自分自身を犠牲にしてしまう可能性があります。

そのため、他人を気遣うことと、自分を大切にすることのバランスを意識することが重要です。

他人の機嫌を気にしすぎてしまうデメリット

どんなデメリットがあるのでしょうか?よくあるものを3つご紹介します。

①ストレスが増えてしまう

他人の感情を優先しすぎることで、自分の気持ちや欲求を抑え込んでしまう場合があります。その結果、自分自身のストレスや不満が溜まることがあります。

例)友達が行きたい場所ややりたいことにいつも合わせて、自分の行きたい場所ややりたいことを言えずに我慢してしまう。

例)同僚や上司から頼まれた仕事を断ず、自分のスケジュールがいっぱいになり、疲れてしまう。

②過度な依存をしてしまう

他人の機嫌に敏感すぎると、その人の反応に過度に依存し、自分の行動や決定が揺らぎやすくなります。このような状態は、自己肯定感の低下や不安感を引き起こすことがあります。

例)恋人の反応に一喜一憂する

恋人が笑顔だと安心し、少し冷たい態度を取られたり、LINEの返信が遅いと「嫌われたのかな・・?」と不安になり、相手の気持ちを常に伺ってしまう。その結果、自分らしい行動ができなくなり、恋人に依存する形になってしまいます。

③人間関係がいびつになる

常に他人の機嫌を伺うことで、相手があなたに甘えるようになったり、あなたをコントロールしようとする可能性があります。すると、対等な人間関係を築くのが難しくなってしまいます。

例)職場で同僚や上司に仕事を押し付けられる

同僚や上司のご機嫌を伺い、断らない姿勢を見せ続けると、「この人なら頼んでも問題ない」と思われ、他人の仕事をどんどん押し付けられるようになる。結果的に、自分の負担だけが増える。

他人の機嫌ばかりを気にする人がやるべきこと

それは、矢印を自分に向けることです。

自分以外の他人や周りのことにフォーカスするのではなく、自分自身に目を向けることです。

具体的には、他人の反応や期待ばかりを気にするのではなく、「私は〜と思った。」という自分の感情、「今日は〜がしたい。〇〇が食べたい!」といった欲求を大切にすること。

これにより、自分自身をよりよく理解していくことで、自分という輪郭がハッキリしてきます。

具体的に、3つご紹介します。

①自分の感情に気づく

今、どんな気持ちを感じているかを自分に問いかけてみましょう。

たとえば、「今、何を考えているんだろう?」、「今、嬉しいのか、それとも不安なのか?」と自分に向き合って質問をしてみます。

②自分の本音を確認する

他人の期待に応えようとする前に、自分が本当に望んでいることを考えます。

例えば、「今日は家事をしなくても良いとしたら。今、何をしたい?」、「眠たくない?休む時間が本当は欲しい?」と丁寧に聞いてあげて、自分の欲求を大切にすることです。

③自分と一緒に「NO」と言う練習をする

友達からの誘いを断る、職場で無理な仕事を断るなどは、最初はなかなか勇気がいるものです。無理だと思うことは「NO」と言えるといいのですが、最初はハードルが高く感じませんか?

そんな時は、自分自身にNOという練習をしてみましょう。

例えば、「家事をやらなきゃ。」と思ったら、「でも、私は本当は休みたいんだよね。だから今日はお休みするね。」と、自分自身に対してなら、NOを言いやすくなります。

 

そうやって、少しずつNOという練習をしていきましょう。

ここまで、他人の顔色を気にする原因やデメリットと、その抜け出し方についてお伝えしました。

自分を大切にし、他人とのバランスを取ることは、決してわがままではなく、より良い人間関係を築くために必要なことです。

自分の感情や欲求を大切にし、少しずつ自分に目を向けることで、心の余裕が生まれると、周りの人との関係もより良いものになっていきます。

最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ実践していくことで、自然に自分を大切にできるようになります。自分の心の声に耳を傾け、少しずつ「自分らしさ」を取り戻していきましょう。

 

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