ちょうど先日、血液検査のデータを見る機会がありました。
腎機能のところにクレアチニンという項目があります。
クレアチニンというのは、筋肉の代謝物(老廃物)です。
本来は、腎機能が正常だと、老廃物は尿として排泄されていきます。腎機能が弱ってしまうと、クレアチニン(老廃物)が体の中に溜まってしまい、濃度が高くなります。
なのでクレアチニンの数値が高いということは、「腎機能が弱っている」ということです。
0.5〜0.8 この辺りが分子栄養学的には◎
1.5 中程度の腎不全レベル
8.0以上 医師に腎臓透析を検討されてしまう
クレアチニンは筋肉の代謝物なので、筋肉量が男性と比べて少ない女性や、高齢者の方は、クレアチニンの数値が低くなることが多いです💦
数値が低い方は筋肉量が少ない方も多いので、筋トレをぜひしてみましょう!💪
逆に、筋トレをかなりハードにしている、ムキムキのボディビルダーレベルの方(笑)はクレアチニンの数値が高くなるということです。
ということは、クレアチニンの濃度が高い=ボディビルダー並みの運動量ではない限り、腎機能が弱っていると考えます。
では、なぜ腎機能が弱ってしまったのか?
結論、タンパク質不足です。
腎臓という臓器も、当然ですがタンパク質からできています。
なので、タンパク質が不足してしまうと、腎臓の働きが弱ってしまいます。
腎機能が弱っていると、低タンパク食が基本と言われていますよね。
クレアチニンは筋肉の代謝物でしたね。
つまり、もっとカンタンに言うと、タンパク質が代謝されて出来る老廃物のこと。
なので、タンパク質を減らせば、老廃物も減るよね!ということです。
しかし、これは本質的ではない、と私は考えます。
なぜなら「老廃物が多いこと」が問題なのではなく、老廃物をきちんと濾過して排泄出来ないことが問題だからです。
例えば、お風呂の排水溝に髪の毛などのゴミが詰まると、水が流れにくくなって溜まりますよね。じゃぁ蛇口から出す水を減らそう!とは、フツーはなりませんよね😂
排水溝の掃除をすると思います。
それと同じで、濾過する腎臓の方を元の姿に戻してあげる方がずっと本質的だと考えます。
腎機能が弱っているかどうかは、その他の症状ももちろん併せてみますが、タンパク質が不足している可能性は高そうですね💦