直接、自分が言われているわけではないのに、まるで自分が言われているかのように感じてしまって、からだが緊張したり、ずーんってなったり・・
そんな風に、周りの環境や雰囲気の影響を受けやすい人もいらっしゃると思います。
私自身も、注意されている人を見ると、注意されている人の気持ちを想像しちゃうことが良くあります。
「あ、私も同じミスしたことあるしな…」と想像しだすと、ぐるぐるいろいろなことを考え出して「同じミスしちゃった…」「何度言われても覚えられない私ダメだな…」と、まるで自分が注意されているように想像が膨らみすぎて、気づいたらドッと疲れる。なんてこともあります。(笑)
このように、相手の気持ちを想像しすぎてしまう人は、共感性や感情移入の能力がちょっと高すぎるのかもしれませんね。
「あの言葉で、傷つけちゃったかな?」「どう思われているんだろう…」と、他人の気持ちばかりを考えてしまって、他人の目が気になってしまうタイプの人です。(そう、私。)
このタイプの人は、自分と他人の境界線を区別することを意識することが大切です。(私も日々練習中ですが。)
相手の気持ちをいろいろと想像してしまい、どんどん膨らんでいくと、いつの間にか他人の気持ち=自分の気持ちになってしまいます。
他人=自分になってくると、苦しくなっていきます。
そういう時は、自分と他人の境界線を区別することを意識しましょう。
他人が怒られている場面だったら、お手洗いに行って席を離れるのもありだと思います。
イヤホンをして聞こえなくするのもありです。(私は電車の中でよくやります。音量上げたり。笑)
物理的に離れる、聞こえないようにするなど、出来る範囲でやってみましょう。それだけでも、だいぶ気が楽になるもんです。
共感性が高いことは、とっても素敵な個性!!
他人の目が気になるようなタイプの人は、共感性が高い人だと書きましたが、短所ではなく、悪いわけでもありません。
むしろ、とっても素敵な個性だと私は思います。
共感性が高い人がいるということは、低い人もいるってことです。
他人の気持ちがあまりわからない、想像するのが苦手。って人は意外と全然います。(感情論が苦手の理論派で、理路整然と話すタイプのとかいますよね。笑。)
こういったタイプに、「彼氏と別れてつらい。」と相談すると、「何がつらいの?具体的に説明して。あなたの反省点は?」と、理詰めされそうです。笑
(それが悪いわけではありませんが!時にはそれも大事!)
でも、共感性が高い人だからこそ、詳しいことは聞かなくても「それはつらかったよね。すごくわかるよ。」と、寄り添って励ます、他人を癒すということが出来ます。
他人の気持ちを察知出来るからこそ。
雰囲気で考えていることが読み取れちゃうからこそ。
だからこそ出来たり与えられるものがあると思います。
私も過去に経験がありますが、詳しいことは聞かずにただ共感してくれるだけで、ものすごく気持ちが救われたことがあります。
これを読んで下さっているあなたは、とても優しい人だと思います。
あなただからこそ、出来ること。
あなただからこそかけれる言葉があります。
自分の中の、繊細さを個性として愛していきましょうね。˖✧