日本人女性の鉄不足が深刻な理由
理由は主に3つあります。
①欧米などでは、鉄補給対策がある
②肉の摂取量が少ない
③鉄の重要性が低い
①欧米などでは、鉄補給対策がある
海外では、小麦やとうもろこし粉、塩、お米、醤油などにまで鉄が添加されています。
びっくりしませんか?日本では聞いたことがありませんよね。
海外では、鉄欠乏性貧血を撲滅するために、最も効果的で持続できる方法として認識されているようです。
貧血を改善させることで、体力もついて仕事もバリバリやることができて年収がアップし、その結果、経済を回すことにも繋がるんだとか…😳
だから国も鉄不足対策に力を入れているようです。
今の日本には全くない発想ですね~。
②肉の摂取量が少ない
欧米の人たちは、日本人の約3倍お肉をたくさん食べるそうです。
たしかに、ハンバーガーなどもBIGサイズでたくさん食べるイメージがありますよね。
高校の修学旅行でアメリカに行った際、スーパーに寄ったらBIGサイズの肉の塊が売っていたのを鮮明に覚えています。
お肉には鉄も豊富なので、これも納得。
③日本では鉄の重要性が低い
ここ、意外と重要です。
日本では、鉄の重要性があまり知られていません。というか、ほぼ知られていませんね。
ここ最近やっと、「うつけしごはん」などで知られてきましたが、まだまだです。
そもそも、日本の栄養に対する考えがアメリカとは全く違うという影響もあるかと思います。
超カンタンにいうと、
日本→病気にならないための最低限の量
アメリカ→健康増進のために必要な量
日本の基準値は病気にならない最低ラインなのです。
鉄不足の指標として、血液検査の項目にあるフェリチンがよく使われます。
アメリカでは、フェリチン40以下の女性は妊娠を許可されないようです。
(不妊や流産のリスクが高く、とても危険なため。)
しかし、そもそも日本ではフェリチンを知っている人は、医師の人たちですらごく僅か。
そんな鉄への認識の違いの影響が大きいのでは無いかと思います。
まとめ
①海外では、鉄が様々な食品に添加されている
②肉の摂取量が日本人の3倍
③海外では鉄がとても重要視されている
この3つの違いが、日本人女性の5人に1人は貧血と言われる理由です👀