こころのこと

完璧主義をやめたい人は、自分を満たしましょう【失敗例も解説】

 

今回は、「完璧主義を辞めたい」「完璧主義でしんどく、生きづらい」「完璧主義をやめるにはどうしたらいいの?」こんな疑問に答えます。

今回の内容

・自分を満たす事で完璧主義を緩めることができる

・手段や過程にこだわりすぎると失敗する話

・完璧主義を手放すと、カラダにも大きな変化が起きる

 

 

鍼灸師として臨床歴8年、栄養カウンセラーとしてもさまざまな方のカウンセリングもしてきました。
そんな中、心身の不調を抱えやすい人の共通点として、「完璧主義傾向がある」というのが見えてきました。
では、「完璧主義をやめるにはどうしたらいいの?」という問いについて答えていきます。

 

その答えは、「自分のからだとこころを満たすこと」です。

 

というわけで今回は、「完璧主義をやめる方法」に関して、深堀りしつつ解説していきます。

体質改善をする上での完璧主義な人とは?

解説していく前に、「体質改善をする上での完璧主義な人」とはいったいどんな人を指しているのか確認していきましょう。

例えばこんな人

・添加物をミリ単位で排除しようとする(気にする)人
・糖質の量を1g単位で計算している人
・体重を毎日記録して、1gの増減で一喜一憂している人
・短期間(1回、または1か月程度)で劇的な改善をしたいと考えている人
・症状=悪と捉え、不調をゼロにしたい人

また、一般的にいう0:100思考(白黒思考)、目標が高すぎる人なども含まれます。

 

完璧主義をやめる方法は、「自分を満たす事」です。

完璧主義をやめる最も有効な方法は、「自分を満たすこと」です。

自分を満たすことで、心身共に”ゆとり”が生まれます。
ゆとりがあるからこそ、ヒトは柔軟性をもって臨機応変に対応することが出来るのです。

 

自分を満たすこととは、大きく分けて2種類。

①からだを満たす
②こころを満たす

 

①のからだを満たすことは、タンパク質や鉄、マグネシウムなどの不足しがちな栄養素を補ってあげることや、睡眠不足を解消する、などです。

②のこころを満たすことは、主に幸福感、満足感、充実感などを感じることです。

自分が好きな趣味をする、家族や親友との時間を増やすなど、”自分が幸せだと感じること”をして、こころの充電をしていくイメージです。

 

からだに不調があると他人に優しくする余裕なんてありませんが、からだの調子がよく元気な状態だと、自然とこころにもゆとりが出来たりしますよね。

 

また、幸福感や充実感があるときは、気持ちにゆとりが生まれ、窮屈で極端な思考が格段に減っていきます。

ゆとりを生む方法として、自分を満たしてあげることがとても大切です。

手段や過程にこだわりすぎると失敗する話

手段や過程に拘り過ぎてしまうと、体質改善の足枷になってしまいます。

それは、その拘りが強いストレスを招いてくるからです。

 

ストレスを自分で招くセルフ刑務所

例えば、添加物を1ミリ単位で気にする人にとって、毎回外食に誘ってくる友人は煩わしいでしょう。

また、狙った数字を出せるわけではない体重計に毎日乗ることは、自分を追い詰める行動とも言えます。

 

過去に、砂糖を排除していた私の体験談

また、私自身も”砂糖”を徹底的に排除していた時期がありました。

そんな時に、差し入れやプレゼントでお菓子をもらった時には何とも言えない気持ちになっていましたね・・・。プレゼント自体は嬉しいのに、「お菓子か…」と思ってしまう自分に対しての自己嫌悪もかなりありました。

自分自身でストレスを招き、息が詰まるような生活をしている方は「セルフ刑務所生活」をしているも同然なのです(笑)

 

目的は体質改善をすること。

目的は体質改善をすることです。「砂糖をすべて排除しようとする」「添加物を1ミリも食べないようにする」などは、手段が目的になってしまっている典型的なパターンです。

何のためにその健康法をやっているのか。目的を見失わないようにしましょう。

 

完璧主義を手放すと、カラダにも大きな変化が起きる

ここまでよんで、「よし、自分を満たしてあげよう」と思った方は素晴らしい状態です。

完璧主義を手放すと、からだとこころにも大きな良い影響を与えるため、アグレッシブな毎日を過ごせるようになります。

それは、ATP(エネルギー)の浪費が激減することで、ゆとり(余裕)が出来るからです。

 

完璧主義だったクライアントさんの実例

こちらのクライアントさんは、かなりの完璧主義でした。

食事内容も細かくキッチリ記録。常に何かをしていないと落ち着かないため、スケジュールはいつもビッシリ。疲労で寝ていると「何もできなかった」と罪悪感。本当にあるあるパターンです。

しかし、日々楽しい生活で自分を満たしてあげることによって「食後に動けなかったのが、動けるようになった」「頭痛やだるさもなくなった気がする」とメッセージをくださいました。

自分を満たすことで、今まで以上にサクサク動けるようになったり、以前よりも疲れにくくなってきます。昼寝をしなくても1日元気に過ごせるようになるため、自分の時間も増えます。

 

その結果、自然とポジティブ思考になっていくんですね。

こちらのクライアントさんは、やりたかったお庭いじりが出来るようになったと、とても喜んでおられました♪

 

まとめ

記事のポイントをまとめていきます。

・自分を満たす事で、”ゆとり”ができて完璧主義を緩めることができる

・栄養不足や睡眠不足などを解消し、からだを満たす

・自分が幸せに感じることをしていき、こころの充電をしていく

・手段や過程にこだわりすぎると、大きなストレスを招きセルフ刑務所になる

・完璧主義を手放すと、サクサク動けてポジティブ思考になる

・その結果、人生の充実感・幸福度がUPしていく

といった感じです。

このように自分を満たすことで、完璧主義を手放していくことが出来ます。

すると、毎日の精神的充実感・満足感がUPし、人生の幸福度がさらにUPしていきます。