どう対処したらいいんだろう?
何をしたら疲れにくくなるんだろう?
こういった疑問に答えていきます。
今回の内容
・疲れやすい女性の原因は、鉄不足です。
・疲れやすい女性は「たんぱく質×鉄」セットが必須
・疲れやすい人が筋トレすると失敗します。まずはしっかり充電しよう。
・疲れたから寝るのではなく、寝るから疲れない
疲れやすい女性の原因は、鉄不足です。
まずは、疲れやすい原因について簡単に解説していきます。
目次
鉄が不足するとATP(エネルギー)が作られない
ATP(エネルギー)が作られる過程で、鉄は必須の材料です。
そのため、鉄不足だと作られるATPの数が激減してしまい、疲れやすくなります。
イメージしやすいように、焚き火理論で解説していきましょう。
焚火理論でザックリ解説
こんな感じで鉄をマッチに例えると、マッチがないと火がつきませんね。
疲れやすい女性というのは、マッチが無い(または数が少ない)状態。
多くの新聞紙を次から次へと一生懸命燃やし続け、小さい火をギリギリ保っている状態です。(糖質がやめられないのも、同じ理論)
予備のマッチがあれば安心ですし、薪に火が付けることが出来たら長く火を維持する(体力がつく)ことができます。
薪に火がしっかりついている状態が、人間でいう疲れにくい状態です。
鉄(マッチの火)が不足すると作られるATP(炎)が少なく、疲れやすい(火が消えやすい)ということです。
なぜ女性の方が疲れやすい?
女性には月経や出産で出血する機会が多いため、男性よりも鉄不足になりやすいのです。
例えば
1回の月経周期で約20~140mlml
出産時は平均約300~500ml程度出血します。
(1ℓ超えてしまう場合もあります。)
また、妊娠中は胎児に鉄が移行していくので、母親の鉄不足もより深刻になります。
1回の妊娠でフェリチン50相当の鉄が移行していきます。
毎月の生理で鉄がどんどんからだの外に行っているのに、補給はあまりしないので鉄不足になるのは当然なんですね。
子供の頃から貧血気味だったという方は、母親も鉄不足で、”生まれる前から鉄不足”だったパターンもあります。
女性は特に鉄不足対策をするべき。と言えます。
疲れやすい女性はたんぱく質×鉄セットが必須
疲れやすい女性は「たんぱく質×鉄セット」は必須です。
なぜなら、鉄を使ったり運んだりするのはたんぱく質だから。
鉄は形を変えて、からだの中に存在しています。
輸送鉄(運ばれている鉄)→トランスフェリン
機能鉄(働いている鉄)→ヘモグロビン
貯蔵鉄(貯めている鉄)→フェリチン
これらすべて、たんぱく質です。
なので、「たんぱく質×鉄セット」が重要なのです。
鉄不足さんの食事方法
基本は動物性たんぱく質が豊富な肉・魚・卵の3点セット。
この3点セットは、たんぱく質だけでなく鉄はもちろん、その他の栄養素もとれるのが良いところ。
<肉>
牛→赤身肉には、鉄や亜鉛も豊富でオススメ。色の濃いお肉には、鉄分が多く含まれています。
豚→ビタミンB群が豊富。飲酒や糖質をよく摂る人はとっておきたい。
鶏→低脂質&低カロリー。ビタミンB群も◎
<魚>
アジ、イワシ、サバなど青魚系がオススメ。
あさりやしじみなんかも、鉄分が豊富です。
卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養素をすべて含んでいる”完全栄養食”。特にイチオシです。
鉄が簡単にとれるアイテム
鉄卵もおススメです。
使い方はお湯を沸かす際に入れるだけ!
水1ℓ沸かすと、0.069mgの鉄がとれます。量はわずかですがチリツモです。
鉄卵でヘモグロビン値が回復
実際に、ヘモグロビン値が上がったとのレターもいただきました。
ヘモグロビン値12.7→13.2に上がった記事はこちら
たんぱく質×鉄、超重要です。
疲れやすい人が筋トレすると失敗します。まずはしっかり充電しよう。
疲れやすい体質を変えるのに、運動は必要ありません。
ここまで断言できるのは、疲れやすい人はほとんどの人が、「同時に副腎疲労になっていることが多い」からです。副腎疲労の人が筋トレをしたら、副腎疲労がさらに悪化していきます。
私も過去に、15時間労働していた時には体力をつけたくてテニスやヨガに通っていました(笑)しかし、「やりたくない」でやる運動や筋トレは大きなストレスを招き、副腎疲労を加速させます。
筋トレをしたい場合には、元気になってから。今やる必要はありません。
疲れたから寝るのではなく、寝るから疲れない
疲れやすい人の思考癖あるあるが、「休むことに罪悪感がある」
そんな方はぜひ、さぼってるのではなく次へ進むための”充電中”と新しい考え方をインストールしてみてください。
ソファーでだらだらしていても、罪悪感を感じている時は、交感神経優位。本当の意味では休めていません。
スマホも充電しないと動けないですよね。人間にも充電は当然必要です。
疲れないために、しっかり7時間は睡眠をとっていきましょう。
まとめ
記事のポイントをまとめていきます。
・女性が疲れやすい原因は、鉄不足
・男性よりも女性の方が鉄不足になりやすい
・たんぱく質→鉄は鉄則
・疲れやすい体質を変えるのに、運動は必要ない。
・疲れないからだになるために、まずは充電しよう
いかがだったでしょうか?
疲れやすい体質を変えたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。