朝、起きた瞬間から、もう肩が凝っているのはなんで?
しつこい肩こりの解消方法を教えて!
今回は、こんな疑問にお答えしていきます。
~今回の内容~
・しつこい肩こりの原因は糖質過多
・朝、起きた瞬間から、もう肩が凝っているのは夜間低血糖が原因
・しつこい肩こりは、実は主菜メインの食事で根本改善する
目次
しつこい肩こりの本当の原因は、糖質のとりすぎ
マッサージやストレッチ、鍼灸、ヨガなど・・・何をしても改善しない、しつこい・頑固な肩こりの原因は「糖質のとりすぎ」にあります。
(姿勢、骨格の歪みなどが原因のこともありますが、今回は栄養学の観点から肩こりを深堀していきます。)
糖質と肩こり、何の関係があるの?と思いますよね。
糖質をとりすぎることによって、招かれるものが低血糖です。(低血糖についての詳しい解説はこちら)
低血糖が起こると、からだは「死にかけ」の状態になります。そのため、何とか生きようとして交感神経が優位になったり、アドレナリンを出したりします。
すると、からだは「緊張状態」になるため、常に筋肉がこわばってしまい肩こりになります。
例えば、こんな感じのことがある人は、要注意。
・仕事中などに気づいたら、からだに力が入っている
・マッサージなど行くと、「もっと力を抜いてください」と良く言われる
・歯軋りや食いしばりがある、または歯医者で指摘されたことがある
こういったものに当てはまる方は、からだが低血糖を起こしやすい体質かもしれません。もちろん、自律神経も乱れやすくなります。
朝、起きた瞬間から、もう肩が凝っているのはなんで?
朝、起きた瞬間に首が痛い・何もしていないのに首や肩がもう凝っている・・・という方は、「夜間低血糖」の可能性大。
夜間低血糖とは、その名の通り”寝ている間に低血糖が起きている”状態。
日中の血糖値は、主に食事でコントロールされていますが、寝ている間は食べることが出来暗線。そのため、睡眠時は下記のような、血糖値を上げるホルモンが分泌されて血糖値を維持します。
・アドレナリン
・ノルアドレナリン
・コルチゾール
・成長ホルモン
・グルカゴン
・そのほかのホルモン
しばしば耳にするのは「アドレナリン」でしょうか。
格闘技の試合を見ていて、興奮した~!!WBCの決勝戦を見ていてアドレナリンが出た~!などの時にでる、アレです。
寝ているにも関わらず、自律神経の交感神経が興奮し、からだは緊張状態。
ただでさえ、日中はみなさんお仕事など頑張っているのに、夜中もからだが休めていなかったら、24時間ブラック企業に勤めているも同然です・・・。
夜間低血糖の症状
血糖値を上げるために、アドレナリンが出ると、食いしばりや歯ぎしりなどの症状も出てきます。
アドレナリンは、別名「攻撃ホルモン」と呼ばれているため、歯ぎしりなどが起こりやすくなります。
エラがやけに張っていて、顔が大きく見えてしまう・・・。おまけに甘いものが大好きでやめられない!なんて悩みを抱えている女性は、おそらく夜間低血糖があることでしょう。
そんな方は、低血糖対策が必須事項です。
明日から改善できる、肩こり解消の方法は?
肩こりを根本改善したい方は、主食メインではなく、主菜メインの食事をしてみましょう。
主食・主菜・副菜のおさらい
【主食】ごはん・パン・めんなどの料理(主に糖質や食物繊維)
【主菜】肉・魚・卵・大豆製品などを使ったメインのおかずになる料理。(主にたんぱく質や脂質)
【副菜】野菜・海藻・きのこなどを使った料理。(主にビタミン、ミネラル、食物繊維)
主菜をメインにすることで、糖質の過剰を減らし、低血糖の頻度を減らすことが出来ます。
例えば、「今日はご飯と麺、どっちにしようかな・・・?」ではなく、「今日のおかずは魚か、それともお肉にしようかな?といった感じです。
筋肉を作ってくれているのは”たんぱく質”。また、血液を作ってくれているのもたんぱく質です。そのたんぱく質が不足すれば、当然、肩こりや腰痛などの症状も出やすくなります。
献立は、主菜をメインに考えてみると良いでしょう。
しつこい肩こりの原因と解消方法まとめ
・しつこい肩こりの本当の原因は、低血糖による緊張状態が原因。低血糖対策をしよう。
・朝、起きた瞬間に肩が凝っているのは、夜間低血糖が原因。
・明日から、主菜メインの食事の食事にしてみましょう