栄養のはなし

からだの不調とさようなら!自律神経を整える食事のポイント

絶対、自律神経が乱れてると思う…。どうやったら整えられるんだろう。運動してもお風呂に使っても、あまり効果なかったんだよなぁ。食生活が大切っていうけど、何をどうしたらいいんだろう…?具体的な方法を教えてほしいなぁ。

今回は、こういった疑問に答えていきます。

 

本日のもくじ

  • 小学生でもわかる!自律神経のおさらいをしよう
  • 自律神経を整えるために、まず初めにやるべきことはこれ!
  • ○○○○が豊富な食べ物は、自律神経を整える
  • 自律神経が乱れやすい人の頭の中はこんな感じ

 

 

小学生でもわかる!自律神経のおさらいをしよう

 

まずは自律神経って、そもそも何だろう?ってところを、簡単におさらいしていきましょう。

 

▽ヒトの神経は、大きくわけると2つ。

  • 意識的に動かすことができる神経
  • 意識的に動かすことができない神経

 

例えば、手足を動かしてと言われれば、動かせますよね。

 

しかし、胃を3回動かしてと言われても動かせませんし、心臓を3・3・7拍子に動かしてと言われても、そんなことは出来ませんよね。笑

 

内臓は自分の意思では動かせなくて、自分で勝手に動いているわけです。

 

自分で勝手に動いている=自律している神経が、自律神経ってわけですね。

 

なので、自律神経は、「内臓神経」とも言われています。

 

自律神経は、2種類の神経がある

 

自律神経は、交感神経と副交感神経の2種類があります。

 

▽自律神経の特徴

  • 交感神経:アクセル 日中に優位
  • 副交感神経:ブレーキ 夜に優位

 

副交感神経が強い方が良い。とかではなく、「日中は交感神経が優位」「夜は副交感神経が優位」と、切り替えがうまく出来ているかどうか。が大切なんです。

 

▽あなたは、いくつ当てはまっていますか??

  • 眠れない
  • 疲れやすい
  • 下痢や便秘など、胃腸の働きが悪い
  • 中性脂肪100以下
  • 嫌いな人に会うと、胃が痛くなる
  • 会社に行く足取りが重い…など

 

上記に当てはまるような場合は、自律神経が乱れていると考えてOKです。

 

自律神経をザックリですが、復習できましたか?

 

自律神経を整えるために、まず初めにやるべきことはこれ!

まずやるべきことは、血糖コントロールです。

 

低血糖になると、血糖値を上げるために、アドレナリンが出ます。

 

アドレナリンは、興奮している時に出るので、交感神経を優位にするホルモンです。

 

つまり、低血糖が頻繁に起こると、交感神経バリバリの、アクセル全開状態になってしまいます。

 

なので、アドレナリンが出すぎないようにするために、血糖コントロールをするわけです。

 

まずは、主食メイン→主菜メインの食事にしてみましょう。

 

主菜中心にすることで、相対的に、糖質の食べすぎを防ぎ、血糖値スパイクの予防にもつながってくるからです。

 

主菜とは、魚、肉、卵、大豆製品などを使ったおかずのことです。

 

和食定食が無難かつ、王道でおススメですね。お魚定食や、唐揚げ定食、卵料理、さば缶など、私も結構愛用しています。

 

間食は、白砂糖系の甘いおやつよりは、甘ぐり・干し芋・バナナなどの、良質な糖質を入れてあげましょう。

これだけでも、すぐに変化を実感できる方も多いです。

 

○○○○が豊富な食べ物は、自律神経を整える

 

正解は、たんぱく質。たんぱく質をとることが、カギになってきます。

 

そもそも自律神経は、下記のようなホルモンで調整されています。

アドレナリン(戦闘態勢、逃避状態)
セロトニン(感情のコントロール)
ドーパミン(快感や幸福感)
ノルアドレナリンなど(緊張や不安)

 

そしてこれらのホルモンは、たんぱく質が材料で出来ています。だから、たんぱく質をとることが、カギなわけですね~。

 

このブログでは、何度もお伝えしていますが、おすすめのたんぱく質は【肉・魚・卵】です。

 

たんぱく質は、いきなりたくさん摂ろうとせず、普段の食事に1品プラスするくらいでまずはOKです。

 

自律神経を整えるには、「考え方」もアップデートしようって話

 

ちょっと思考の話ですが、自律神経を整えるために効果的なのが、優先順位を決めることです。

 

自律神経の始まりは、脳の視床下部というところ。視床下部は、人間の感情や本能と密接な関係の部分なので、感情や余裕のある考え方などをアップデートすることで、自律神経が整います。

※視床下部とか、難しい言葉は覚えなくていいです。笑

 

常に、交感神経がバリバリ!な人に多いのが、マルチタスク。

 

マルチタスクは、タスクをどんどんこなせるように、身体をアクティブに動かさないといけないので、交感神経の働きが活発になる考え方といえます。

 

優先順位を決めて、やることを絞ることで、焦りが減ってメンタルが落ち着く=自律神経が落ち着くんです。

 

優先順位のつけ方はシンプルで、以下の2つです。

  • 今日中にやらなければいけないことだけやる
  • 明日でもいいことは、明日にやる

 

実にシンプルですよね。笑

 

私自身、常に何かをしていたいマルチタスク大好き人間なのですが、これはかなり有効です。

 

頑張らなくても良いことを、無駄に頑張りすぎてしまうことを防げますし、体力の温存も出来るので、疲れにくいです。

 

ぜひ、自律神経を整えるために、「優先順位を決めて、やることを絞る」やってみてくださいね。